サイディングの重ね張り(カバー工法)について解説!
外壁材の工事にも様々な種類がありますが、ここではその工法のひとつ「重ね張り工法(カバー工法)」について解説します。
重ね張り工法(カバー工法)とは
重ね張りという文字の通り、古い外壁の上から金属サイディングボードを張って仕上げる方法のことを指します。
覆いかぶせるという意味から「カバー工法」とも呼ばれます。
単純な張り替えよりも、手間と費用がかからない施工法といえるでしょう。
金属サイディングのカバー工法にかかる工事日数は、25坪程度の建物の場合で2~3週間程度ですが、まわりの外壁だけでなく屋根のカバー工法や葺き替えなどの屋根工事と一緒に行うケースが多いため、合わせると工事期間は1ヶ月程度かかることも珍しくありません。
また、外壁カバー工法には塗装工事が必要となる部位があります。
外回りすべてを金属サイディングで重ね張りできるわけではない場合もあるため、張れない部位は別工程で行うこととなるでしょう。
金属サイディングの重ね張り(カバー工法)の特徴
重ね張りの最大の特徴は、既存の外壁を撤去しないことです。そのため、張り替え工事よりも廃材の処理費用がかからず工期も短く済ませられます。これは施工業者にとっても施主にとっても大きなメリットとなります。
さらに、外壁が二重になるため耐熱性と防音性を強化できる点も単純ですが大きなメリットでしょう。
逆にデメリット(懸念事項)としては、既存の外壁材の劣化が激しいと施工ができない場合があることが挙げられます。
既存の外壁材に打ち付けたり、接合したりして張っていく方法のため、元となる壁がボロボロの状態では安全性や耐久性に問題が出てくるためです。
また、外壁そのものの重量が多くなるため、建物自体の負担は大きくなり、耐震性が悪化することもあります。
ただし、アルミサイディングは素材がとても軽いので、重量に関してそれほど大きな影響はないでしょう。
まとめ
金属サイディングで外壁のリフォームを考えている場合には、その素材の厚みや商品の仕様によって、適切な工法を選ぶことが重要です。
また、材質にもこだわることで耐震性悪化のリスクも軽減できる場合があるので、よく検討しましょう。
「軽くて錆びない」金属サイディングとして外壁材の中でも人気が再加熱しているアルミサイディング。
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