アルミサイディングの塗装・メンテナンス方法まとめ
アルミサイディングのメンテナンス方法、また塗装法についてまとめました。
金属系サイディングに発生する劣化
一般に金属系サイディングはほかの外壁材に比べてメンテナンスの頻度が少なく済むといわれていますが、まったく劣化が起きないわけではありません。
正しいメンテナンスを知るために、劣化の状態について確認しましょう。
- サビの発生
- カビやコケなどの発生
- 塗膜の膨れや剥がれ
サビの発生
金属系の素材なので、サビが発生してしまうケースがあります。素材自体に雨が染み込むことはありませんが、水に触れることで酸化し、サビが発生することがあります。
サビの発生を防ぐために、素材の上に塗装を行ったり別の素材を薄く張って膜加工をするのが一般的ですが、その劣化によりどうしても防水性が低下してしまうことがあります。
サビを放置すると、強度の劣化や雨漏りの原因になります。
カビやコケなどの発生
金属系サイディングには滅多に発生しませんが、断熱材など別の素材と組み合わせている外壁材の場合は表面にカビやコケが生える場合があります。
カビやコケは水分を含んでおり、そのままにしておくとサビの原因となってしまいます。そのため、発生を見つけたら早めに掃除を行なう必要があります。
塗膜の膨れや剥がれ
塗膜が経年劣化によって膨れたり、剥がれたりするケースもあります。
塗膜が劣化してくると、外壁材の防水性が低下してしまいます。また防水性が低下することで外壁内部を腐食させるリスクもありますので、早めに再塗装を行うことが必要です。
メンテナンス・塗装の方法
サイディングボードをこれから加工する場合、または劣化が生じた場合には、様々な塗装によってコーティングすることが重要です。
主な塗装方法
- グラビアオフセット印刷塗装:単色塗装の上からリアルにデザインされた模様を転写した塗装方法。外壁以外にもよく用いられます。
- セリオスプライム:防汚性(クリーン)もしくは熱反射性(クール)の高機能な塗膜を施す方法。
- ハンマートン塗装:着色ベースの上に特殊な性質を持つ塗料を塗装し、意匠性を持たせた塗装方法。
専門の塗装業者に依頼するか、すでにコーティング加工してある外壁材を用いるのが一般的ですが、一般家庭でのリフォームで対応出来る場合もあります。
塗装加工を施すにあたって注意すべき点としては、
- 現状の劣化状況を正確に把握する
- サビがある場合は丁寧に行い取り除く
- 塗膜の浮きや剥離の処理を丁寧に行う(怪我に注意する)
- 表面の汚れを高圧洗浄機などで綺麗に取り除いておく(水圧に注意する)
- 高圧洗浄後は、完全に乾燥させてから塗装工程に入る
- 防錆塗装材は必ず塗布し、防錆効果を高める
といったことが挙げられます。
まとめ
アルミサイディングの劣化やメンテナンス・塗装について説明しましたが、メーカーのサイディングボードを購入して施工する場合は、メーカーの保証やアフターメンテナンスに依頼するのが確実で安心できます。保証やサポートの内容はメーカーだけでなく商品によっても異なる場合があるので、各社のカタログなどをよく確認しておきましょう。
「軽くて錆びない」金属サイディングとして外壁材の中でも人気が再加熱しているアルミサイディング。
各社から様々な商品が展開されていたり、オーダーメイドで板金加工してくれるメーカーも存在します。
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